タイミーで日銭を稼ぐ
タイミーでいい仕事が出ていた。
8時〜12時の時給1250円、交通費500円の仕事。
荷物運びの力仕事だというので、筋トレにもなるし最高じゃん、と思い応募。
パンティーのタグ取り職人の募集だった
行ってみたら会議室に案内され、もう荷物運びは終わったので、パンティーのタグを取る仕事をしてもらいます、とのこと😂
①段ボールからパンティーの入った箱を取り出す
②箱から10枚1組になったパンティーを5組取り出す
③パンティーの値札タグを綺麗にちぎる
④畳んで元通りに戻す
こんな作業。もうパンティーのタグは見たくない🥴
ずっと考え事してた
最初は値札ちぎる時のパンティーの角度や、作業の順番とか、やり方を試行錯誤していたんだけど、
単純な作業なので1時間もすると効率のいいやり方が固定化し、手が自動的に動くようになった。
そうすると、暇すぎて頭がぐるぐると回り出す。
プロレタリアート文学かよ
リアルパンティーにありつけそうもない俺たち弱者男性タイミーさんが9人集まって、
パンティー大企業の正社員が見張る中、
黙々とパンティーの値札タグを取り続ける光景は、ディストピア映画のワンシーンのようだった。
2時間経ったくらいで出来上がったパンティーの量を比べると、人によって大きな差がある。
早い人では2時間で3箱以上。遅い人では1箱終わっていない人もいる。
多分、細かい作業上の工夫をするかどうかで結構作業スピードに差が出るんだと思う🤔
たとえば、値札を一枚取るごとにゴミ袋に捨てず、一旦机の1箇所に投げておいて後でまとめて捨てる、とかの。
でも、見張りは何も言わない。遅い人に「もう少し早く」「こういうふうにやると早いですよ」とか言わない。
早くても遅くても同じ顔で成果物を受け取り「ありがとうございマス」「次これをお願いしマス」。
彼は「タイミーさん」でこの段ボールのパンティータグ取り作業を完了させるのがミッションであり、作業効率の良い悪いは織り込み済みなんだろう。
隣の部屋からは社員の男女の楽しそうな声が聞こえ、コーヒーの匂いまで漂ってくる。
一方こちらの会議室では、それぞれのやり方でパンティーの値札をひたすらちぎる30代〜60代の時給1250円の小汚いおっさんたち。
ちなみに俺が取っていた値札タグは「1,200円」だったので、(1時間働いたら1枚買えるな)と思っていたけど、厳密には税込1,320円だったので無理だった。
後半取ってたタグは税込1,650円。もし今日の給与がこのパンティーの現物支給なら3枚だ。
もはや現代のプロレタリアート文学の世界だろこれ😂
「蟹工船」ならぬ「パンティー工場」だろ…。
俺が「プロレタリアート」だったから当然だった
そんなふうに思って面白がってたんだけど、よく考えたらこの状況、プロレタリアート文学「みたい」ではなく、
プロレタリアート文学が労働者の悲哀を描くのなら、
33歳単発バイトフリーターの俺の行う労働はまさにその題材そのものなわけで。当然かもしれない😂
そんなことを考えているうちに終業。まさに時間を切り売りしたって感じだった。
こんな散々書いといてなんだけど、実は黙々とした作業は結構楽しかった。
考え事するのが好きなので、こういう単純作業は合っているのかも😎
12時に終了。帰り道が気持ち良かった
お金使いたくないし、天気も良いので散歩がてら歩いて帰った。

もし次の仕事が見つからなくても、辛くなってすぐやめてしまっても、こういう生き方ならできる、
そう思うとなんだか前向きになれる😜


いい1日だった。
明後日、応募してた会社の面接が入ったので、明日は証明写真を撮って履歴書書かなきゃ。


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